【0歳〜1歳】おすすめオモチャと選び方

おもちゃ

こんにちは、ヨシです!
今回は0歳~1歳の子どもへおもちゃを用意する際に、意識しておきたいポイントを紹介したいと思います。初めてのおもちゃ選びや、出産祝いなどの参考になれば幸いです。

結論

0〜1歳の1年間は人間の発達とって成長著しい1年です。0歳とひとくくりにまとめてしまうことは困難ですので、ざっくりとした発達段階に分けてお話しします。

新生児~2,3ヶ月

視力はまだ未熟で、30cm程度の距離がぼんやりと見えるレベル。白と黒など、コントラストの高いものや顔に特に反応し、少しずつ周囲のものを目で追う追視ついしができるようになってきます。未発達な視力の一方で、胎内にいる時からすでに発達しているのは聴覚です。体を動かす能力がないため反応は少ないですが音は認識しています。また、母乳を飲むという行為を通して首や上半身の力が使われ、首すわりへとつながっていきます。2ヶ月頃になると少しずつ首を上げる力がついてきますよ。

メリー/モビール

赤ちゃんの上でくるくる回るメリー。まだ目のぼんやりな赤ちゃんは、音が出たり曲が流れると耳で反応して興味を持ってくれるかもしれません。

目線の先よりも、足元においた方があごを引く練習になり首座りのトレーニングになります。

プレイマット

プレイマットに転がって、手足のバタバタもGood。体幹の発達が促されて、将来的な「歩き」の土台が少しずつ出来上がってきます。ぶら下がっているおもちゃの位置も取り外して好きなところに設置できるのが良いですね。

この時期はまだまだ赤ちゃんは出来ることが少ないので、お父さん・お母さんからの声がけや触れ合いが一番!簡単な手遊び歌を知っているともう完璧です。

2,3ヶ月〜6ヶ月

視力や体幹の基礎が芽生えてくる時期です。周りの色や形の違いを認識できるようになったり、追視も上手になってきます。そのため、周りの音や声に反応し振り向いたり表情を変えることも可能になります。また“自分が何かをしたから音が出た”など、因果関係を少しずつ覚え始めるのもこの時期。人をじっと観察したり、触ってどんなことが起こるかなど周囲の環境に対する興味が強くなります。

体幹もぐんぐんと発達します。仰向けで足を持ち上げることができるようになり、気になる物・人に手を伸ばすなど、意図的な手足の運動が見られます。その結果、手で掴んだものを口に入れられるようになったりと、体の中心(正中)で物を扱うことができるようになります。その結果、赤ちゃんの体はゆりかごのようにグラグラと揺れるようになり、いつしかゴロンと寝返りをうち始めます。この頃には、首の筋肉も発達し、うつ伏せでも首を頭を持ち上げることができるようになっています。

ガラガラ(ラトル)

振ると音がなる“ガラガラ”。正式にはラトルといいます。『自分が起こした行動に対して音が鳴る』という認知機能への刺激にもなります。

いろいろな硬さ・掴み方を経験し指の成長も刺激しちゃいましょう。お子さんは、どんな音や素材が好きでしょうか?

口に含んでも安全なものを選んでくださいね。お父さんお母さんが鳴らしたガラガラを必死で目で追う姿はとても可愛いです。

シフォンスカーフ

赤ちゃんの肌を優しく刺激するシフォンスカーフは、赤ちゃんの呼吸を妨げず安心して遊べます。鮮やかな色をチョイスすると赤ちゃんも見やすくてGOOD!

目の前でヒラヒラさせてみたり、全身を覆うように被せてみたりしてスキンシップをとってみてください。

ソフトブック

(画像はミュッケポッケさんより引用)

赤ちゃん向けのカラフルな布製絵本は、噛んでも安心な素材で作られています。ページをめくる動作や触感も楽しむことができ、赤ちゃんの感覚を刺激してくれます

うつ伏せ状態でもガラガラやソフトブックは有効です。5〜7ヶ月頃になると興味を持って腕を伸ばしてきてくれるかもしれません。この動きは、ずり這いやハイハイにつながりってきますよ。

6ヶ月~9ヶ月

体幹も発達を続け、お座りができるようになるこの時期。お尻で体重を支えることで「視界が高くなり見えるものが増える」「両手を自由に使える」という世界が広がります。そうなれば赤ちゃんの行動は1つ。気になるところへ行きたいという欲求が生まれ「ハイハイ」という移動手段を獲得し、自由を手に入れます。

ポットン落とし

座りながら手を自由に動かすことで、赤ちゃんの出来ることは広がっていきます。市販のポットン落としは、掴む→形に合わせて入れる→入れた結果ボールが転がる/音がなるなど、発達の促進と楽しい刺激がたくさんです。まずはシンプルな形のものを選んで、赤ちゃんが“楽しい”経験をたくさんさせてあげてください。

最初はお父さん・お母さんが支えてあげなければ手を使えないかもしれませんが、9ヶ月〜10ヶ月頃には少しずつおすわりも自立してくる時期です。

追いかけたくなるおもちゃ

コロコロ転がる・変な音が出る・面白い動きをしているなど、赤ちゃんが思わずハイハイで追いかけたくなるおもちゃもオススメ。四つん這いで手と足を動かすハイハイは、腕で体を支える・体幹を使う・膝で床を押すなど、とても良い全身トレーニングです。

←赤ちゃんの四つん這いは、大人にとってこちらのトレーニングをしているようなものです。これで顔を上げて、部屋中を移動するのですから、相当な運動量ですよね。

9ヶ月~12ヶ月

移動手段を覚えた赤ちゃんの次に立ちはだかるのは“高さ”という壁です。そこで獲得されるのが「つかまり立ち」という物を使ってバランスをとること。また、指の器用さも増し、つまむなどより精密な動作ができるようになります。そのため、物を積み重ねる、引き寄せるなど様々なことを駆使しながら自分のしたいことを達成しようとします。

リング10

(画像はウッディプッディさんより引用)

積み木のように重ねる、輪っかに通す、つまんで転がしてみるなど、1つでいろいろな遊び方ができるリング10。

鮮やかな色で赤ちゃんの興味をひいてくれます。

おままごとセット

おままごとは自分以外の人とコミュニケーションをとる土台となります。自分のしたいことを表現したり、言葉のやり取りをしたりと赤ちゃんの発達に欠かせない要素がたくさん含まれています。また、ものを入れる、材料を切る、包丁を持つなどいろいろな手の使い方を経験しながら遊ぶことができます

最後に

0-1歳の1年間というわずかな期間で、赤ちゃんは産まれて落ちた仰向あおむけの状態から歩けるようになるという劇的な運動発達を経て成長していきます。今回僕が区切った発達段階の時期も、赤ちゃんによってかなり個人差が出てきます。首座りが遅いな、ハイハイしてくれないな。そう思うことも育児をしている中で出会うと思いますが、そんな時にふと発達の目線を持つと、我が子の成長をしみじみと実感できるのではないかと思います。また、なかなか時間が取れないお父さんお母さんも、少しの時間をおもちゃを通じて赤ちゃんと触れ合うことが立派な育児につながります。決して高いおもちゃは必要ありませんので、一緒に楽しんでおもちゃ遊びをしていただければと思います。

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